東京小金井ロータリークラブ

東京小金井ロータリークラブ

ロータリーの魅力

The appeal of Rotary clubs

ロータリーの魅力

■ロータリーとは

ロータリーでは、さまざまな職業をもつ人や市民のリーダーが会員となり、その経験と知識を生かして社会奉仕活動や人道的活動に取り組んでいます。会員が所属するロータリークラブは、世界のほとんどの国の多くの地域社会で見つけることができます。識字率向上、平和構築、水と衛生の改善など、幅広い分野で持続可能な影響をもたらすために、ロータリー会員は世界中で活動しています。

■ロータリーの沿革

ロータリーには、世界的な団体へと成長を遂げた100年を超える歴史があります。最初のクラブは1905年、弁護士であったポール・ハリスによってシカゴ(米国イリノイ州)で立ち上げられました。ハリスは、異なる背景やスキルを有する専門職者同士が知り合い、アイデアを交換するために集まれる機会を望みました。1910年8月、16のロータリークラブによって「全米ロータリークラブ連合会」が結成され、後に現在の国際ロータリーとなりました。1912年には複数カ国にロータリーが拡大し、1925年7月までにロータリークラブは6大陸に存在するまでに成長しました。今日、35,000を超えるクラブが世界中ほぼすべての国で活動しています。

ロータリー ポール・ハリス

■日本のロータリー

わが国最初のロータリークラブは1920(大正9)年10月20日に創立された東京ロータリークラブで、翌1921年4月1日に世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーに加盟が承認されました。
日本でのロータリークラブ設立については、ポール・ハリスの片腕としてロータリー組織をつくり、海外拡大に情熱的に取り組んだ初代事務総長チェスリー・ペリーと、創立の準備に奔走した米山梅吉、福島喜三次などの先達の功を忘れることはできません。
その後、第2次世界大戦の波に洗われて、1940年に国際ロータリーから脱退します。戦後1949年3月になって、再び復帰加盟しますが、この時、復帰に尽力してくれたのが国際ロータリーの第3代事務総長ジョージ・ミーンズでした。
その後の日本におけるロータリーの拡大発展は目覚しいものがあります。 ロータリー財団への貢献も抜群で、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。

■ロータリー財団

ロータリー財団は、皆さまからのご寄付を世界各地での奉仕活動に役立てています。
100年以上も前に創立されて以来、ロータリー財団は、教育の支援や持続可能な成果を生み出すプロジェクトに総額40億ドル以上の資金を提供してきました。
ひとつひとつのご寄付により、世界中の地域社会を少しずつ変えていくことができます。
ロータリー財団の使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。

■ロータリーの目的

ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにあります。
具体的には、次の各項を奨励することにあります。
第1|知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること;
第2|職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、
   社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること;
第3|ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、
   日々、奉仕の理念を実践すること;
第4|奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、
  国際理解、親善、平和を推進すること

■4つのテスト

初期のロータリー会員は、倫理と責任感をもって行動し、奉仕の機会として職業を生かすことの重要性を重視しました。自らの職業を通じた奉仕を誇りとすることは、ロータリアンとしての理想的な姿といえます。1932年、破産寸前だったアルミニウム会社の再建を託されたハーバート・テイラー(シカゴ・ロータリークラブ会員、1954-55年度RI会長)は、再建の指針として「四つのテスト」を考案しました。この4つの問いは後にロータリーでも採用され、今日、生活や仕事の場面におけるロータリアンの高潔性と高い倫理基準を要求する力強い指針となっています。

  • (1)真実かどうか
  • (2)みんなに公平か
  • (3)好意と友情を深めるか
  • (4)みんなのためになるかどうか

■ロータリーの奉仕理念(決議23-34より)抜粋

1)ロータリーは、基本的には、一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と義務およびこれに伴う他人のために奉仕したいという感情とのあいだに常に存在する矛盾を和らげようとするものである。この哲学は奉仕―「超我の奉仕」―の哲学であり、これは、「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」という実践的な倫理原則に基づくものである。

■ロータリーの優先的活動

ロータリー創設の理念は、今日においても組織の中軸となっています。これらの理念は、ロータリーの中核的価値観(高潔性、多様性、奉仕、リーダーシップ、親睦)を反映しています。 
これらの価値観は、ロータリーの基本理念に沿ったテーマとして形作られたものです。

■重点分野

ロータリーでは、大きなニーズに応えるために7つの分野に重点をおき、効果的で持続可能性の高いプロジェクトを実施しています。

  • ・平和構築と紛争予防
  • ・疾病予防と治療
  • ・水と衛生
  • ・母子の健康
  • ・基本的教育と識字率向上
  • ・地域社会の経済発展
  • ・環境の保護